パニック障害と付きあうための日常生活のポイント

監修:金沢大学 名誉教授
アイリスメディカルクリニック
院長 越野 好文 先生

治療中の生活で気をつけること

心身のストレスを減らす

職場の人間関係や家族の問題など心理的なストレスだけでなく、過労や睡眠不足などの身体的なストレスもパニック発作につながります。そのため、こころにもからだにも過度に負担をかけないように、ゆとりある規則正しい生活をこころがけます。

回復をあせらない

パニック発作が消失しても、発作が起きない状態を維持するために治療はしばらくの間つづけます。発作が起きなくなったからといって、すぐに治療をやめてしまうとぶり返すこともあります。また、予期不安などが完全になくなるまでには時間がかかります。

家族にサポートしてもらう

パニック障害の治療では家族の理解と協力が不可欠です。
自分ひとりでこの病気を乗り切ろうと考えず、できるだけ家族の方にもこの病気について理解してもらい、サポートしてもらえるようにすることが大切です。

規則正しい生活をおくる

長い療養生活によって基本的な体力が低下している人も多いです。十分な栄養と睡眠をとって、適度な運動を心がけ体力を回復させることが大切です。寝不足、過労、風邪はパニック発作を起こしやすいので特に注意が必要です。

カフェインは控える

コーヒー、紅茶などのカフェインが入ったものをたくさん飲むとパニック発作が起こりやすくなるため、できるだけ控えるようにしてください。アルコールやニコチンでもパニック発作が起こりやすくなります。

パニック障害のきっかけとなる生活上の出来事

  • 炎天下での労働や
    スポーツ、過労

    イメージ画像 炎天下での労働やスポーツ、過労

  • 寝不足、徹夜

    イメージ画像 寝不足、徹夜

  • 風邪

    イメージ画像 風邪

  • 精神的緊張
  • 夏の高温・多湿
  • カフェイン(コーヒーやくすりに含まれる)、アルコール、ニコチン
  • 生理(女性の場合) など

これらはパニック発作だけでなく、パニック障害が再発するきっかけにもなりますので、規則正しい生活をこころがけましょう。