うつ病の治療をはじめたら

自分を傷つける行為はしない

※プルメリアの花言葉は「陽だまり」です。

監修:名古屋大学大学院 医学系研究科
精神医学・親と子どもの心療学分野 教授
 尾崎 紀夫 先生

うつ病になると、眠れない、食欲がない、何をやっても楽しめない、興味がもてない、気分は憂うつ、疲れやすい、などのとてもつらい症状が続くうえ、自分はダメな人間だと思い、すべてに自信がなくなっています。
そのため、「いっそこのまま消えてしまいたい」と思うこともあります。
しかし、自分を責める気持ちや消えてしまいたいという気持ちは、うつ病のときに起こる「物事の悪い面ばかりをとらえる見方」による症状であり、治療によって軽減していきます。また、楽しめない、興味がもてない、というのも症状の1つで、治療によってうつ病が改善すれば、家族や仲間たちと再び生活を楽しむこともできるようになります。
今は、出口のみえないトンネルの中にいるような感じかもしれません。しかし、その先にはきっと光があることを信じて、治療を続けてください。
耐えられないようなつらさの波が押し寄せてきたら、ひとりで抱え込まず、家族、同僚や医師に話してください。
また、このような自分を傷つける行為は、抗うつ薬の副作用であることもあります。このような副作用はくすりの飲みはじめ(多くは2週間以内)やくすりの増量に伴ってあらわれることがありますが、これらは医師に相談することで対応策を検討することが重要です。
気になることがある場合は医師に相談してください。

上記の症状の他にも気になる症状があらわれた場合は、医師または薬剤師にご相談ください。