うつ病の診察を受けるときは?

診察の流れ

※プルメリアの花言葉は「陽だまり」です。

監修:産業医科大学 名誉教授 中村 純 先生

精神科でも基本的には内科などと同じような診察から治療までの流れですから、特別なものとして考える必要はありません。

  • STEP 1受付

    受付でのやりとりは内科や歯科などと同じです。身構える必要はありません。
    (受付でのやりとりは医療機関により多少の違いがあります)

  • STEP 2予診

    病歴(以前にかかったことのある病気)や主に困っていることなどを聞かれます。それがいつ頃から起こってきたのか、思いあたる原因は何かないか、これまでの治療の履歴や今飲んでいるくすりがあるかないか、などです。また、ご家族のことや仕事の様子、人間関係なども聞かれることがあります。

  • STEP 3一般的な検査

    尿検査、血液検査(血糖値、甲状腺機能、肝腎機能など)、体温、血圧、体重測定など基本的なものです。からだの異常がないか確認します。あなたのうつ病が何かからだの病気からくるものなのかも確認します。何かくすりを飲んでいたら、そのくすりがうつ病に関係していないかも調べます。

  • STEP 4診察

    からだの病気で行う問診と同じような感じで、今あなたが悩んでいる症状や、生活の中での変化について話をします。医師はあなたの話や表情、全体的な様子から総合的に病状を判断します。ご家族や親しい方が同席されると、ご家族などからの客観的な情報も診察の役に立ちます。
    注意:総合病院などではうつ病の診断のためにさらにCT、MRI、脳波、心理検査、血液検査などが行われる場合があります。

  • STEP 5診断の確定

    このようにさまざまな客観的な観点から、医師はうつ病である、と診断します。

  • STEP 6治療

    十分に話を聞いてもらい、くすりの服用をはじめます。さらに、こころの休養が十分にとれるように、環境の調整を行います。

日常生活でのからだの変化、こころの変化などをメモして、次回の診察のときに医師に報告すると治療がさらにスムーズになります。

まずは医師に相談してください

うつ病のサインに気づいたら、1日も早く医師に相談してみましょう。治療には少し時間がかかることもありますが、ゆっくり休養をとり、くすりによる治療で日常生活の支障も軽くなってきます。また、ご家族や周りの方に付き添ってもらい、一緒に病院へ受診することでうつ病への理解が得られ、治療がスムーズに進みやすくなります。